農業の補助金

  • 2012.03.25 Sunday
  • 22:56
twitterで農業補助金の話があった。
テレビで農家は半分以上が補助金収入だとか,労働時間が50時間しかないのに収入が500万円だとか。
もしそんな商売があるなら,誰でも農家になるだろう。

そこで,農業補助金について簡単に考えてみよう。
よく「農業は補助金があっていいな」と言われる。
これは間違いではないが,なぜ補助金があるかを考えないといけない。

その前に,補助金があるのは農業だけではない。
有名なところではエコカー補助金だ。
これは消費者が購入するときに補助されるもの。

農業でこれをすると,農産物は日常品なので毎日補助金申請しないといけない。
このため,生産費を補助することにより農産物の値引きに反映させようとしている。
よって,この2つの補助金は消費者利益につながるものだ。

ただ現実はやや違っていると思う。
農機具やハウス施設などを補助することにより,価格競争が起きにくくなっている。
でっかいトラクタなんて,1000万円以上するのだ。
モラルハザードってやつだ。

補助金を有効に活用できないと,消費者に還元できない。
補助金は税金なのだから,消費者利益に繋がらないといけない。



小規模農家は淘汰されるべきか

  • 2012.03.08 Thursday
  • 21:48
うちは兼業農家だ。
今でいうと準主業農家よいうことか。

永田農法で有名な永田照喜治氏の本を読んだら,
日本の耕作面積は300ヘクタール/戸になるという。
そして,小規模な農家は淘汰されるという。
淘汰されるべきだとの主張だ。

農業生産,農業の発展にはその方向が良いのだろう。
生産コストも安くなるだろう。
職業としても魅力のあるものになるだろう。

地域活性化としての農業はなくなるかもしれないが,
プロでない,プロ意識のない生産者はプロの農業者の邪魔になっているのも事実だろう。

となると,うちのような兼業農家も淘汰されていくのか。
ちょっとさみしい気もするが。

永田氏は,あわせて市民農園はもっと発展すべきだといっている。
これは今日本である小規模のものでなく,30aほどの農園だそうだ。

ひょっとするとうちの田んぼと果樹園は市民農園として残れるのかもしれない。

大規模な農業の方が環境にやさしいのか

  • 2012.02.20 Monday
  • 23:31
農業ビックバンの経済学,という本を読んでいる。
小規模農業から大規模農業へ移行しなかった,農政批判などは共感できる点が多い本だ。

そんななか,疑問に思ったことが1つ。
大規模農業の方が環境にやさしいというのだ。
確かに,経営面積が増えるほど環境負荷が少ないバックデータのグラフは載っていた。
根拠の例として,経営規模が少ない,土日農業者は除草の手間がないため,除草剤を使う。
このため,環境に優しくないというわけだ。

なるほど。 なのだろうか。 
大規模農業者のほうが,個人販売をしている率が高いため,減農薬や減化学肥料に取組む人は多いと思う。
ただ,有機農法や自然栽培を行なっている人の面積は割と少ない場合が多いのではないだろうか。
その点の矛盾を感じたのだ。

大規模だから環境に優しいと,結びつけるのはどうかな。
今,全体として環境に優しくなっているのではないか。
優しくない農業者は取り残されるのだと思うが。

小売業に負けない農業者に

  • 2012.01.02 Monday
  • 22:49
小売業の大型化が進んでいる。
小売業とは呼べない状況になっている。

わかりやすく例えると、イオンやセブン&アイがパワーを持ってきている。
そこまで大きくなくても、スーパーマーケットや量販店が強くなっている。

生産者が手取りで受け取る金額とスーパーで消費者が支払う金額に大きな開きがあるのだ。
たとえば、生産者が50円で販売するとすると、スーパーマーケットでは120〜150円になっているのだ。

つまり、中間マージンが大きいということ。
他の業種でもこの傾向はあるのだろう。
衣料業界ではSPFと呼ばれるように、自社製造−自社販売のユニクロなどが元気がよい。
中間マージンがかかると、儲けがないということだろう。

じゃあ、農業もそうすればよい、という意見もあるだろうが、多く生産者にその能力、道筋がないのが現状だ。
もちろん生産者側の努力も必要だ。
少しでも生産費を下げたり、売れるものを作る努力は必要だ。
それでも、ほとんどの生産者は小規模の場合が多く、努力にも限界がある。

まず、売れる農産物生産を行い、
生産者同士がつながりを密にし、
安売り競争には付き合わないこと、
安売りしている場合は、抗議も必要かも
(ものが悪い場合は、それをちゃんと明示すること。流行りのワケアリではだめ)

汗水流して作って、
魂のこもった農産物を、ちゃんとした価格で買ってもらおう。

生物多様性は必要か

  • 2011.12.24 Saturday
  • 23:49
農業界ではあまり生物多様性を重要要素だという雰囲気はない。
生物という名称だからかもしれない
生物多様性とは動物だけでなく,植物や遺伝子も含まれる。

「生物多様性をどう生かすか」(昭和堂)には,米と京野菜と和牛,桜の話が例としてあげられている。
米はコシヒカリが多く,遺伝子的にはコシヒカリの子や孫ばっかりだ。
桜はソメイヨシノばっかりになっている。
日本は生物多様なホットスポットであるが,単一化も進んでいる。

逆に食は多様化しているが。
和食,洋食,中華・・・外食産業をみれば一目瞭然だ。

うちは生物多様性の重要さがわからない。
前述の本では,生物学者がその答えを出していないから,重要性が一般に伝わっていないという。
多様性が失われると,どうなるのか具体的イメージも湧かない。
地球温暖化と同じで,極端なイメージで意識付けをされているようにも感じる。

ただし,遺伝資源の重要性,乱利用は避けなければならない。
政治問題にしてはいけないのではないだろうか。

農業を営むと,その農場の空間では生物多様性を邪魔している場合がある。
農薬まき生物を減らし,いらない雑草を取る。
でも遊休地も優占種の,例えばセイタカアワダチソウなどがはびこってしまう。
どっちがいいのか。
答えは単一ではない。

ついに?やっと?冬っぽくなってきた

  • 2011.12.05 Monday
  • 22:56
このごろ,雨ばっかりだ。
北陸のこの時期は仕方がないが,外仕事にはちょっとつらい。

早く春にならないかな。